よくお話に「自信」という言葉が登場します。
それもたいてい「自信がない」という形で。
「自信」って「ある」のが前提だって、いったい誰が決めたのでしょう?
「ない」とまるで借金を抱えているかのように気持ちが萎えてしまったり
「自信」が「ある」ように振る舞っている人を、羨ましいと思ったり
「自信」のあり方で、人の価値や人生の可能性が決まるような感覚。
また他の人からの評価によって上がったり下がったりする。
「自信」と「お金」はどこか似たところがありますね。
「自信」ってどこからくるのでしょう?
聞きかじりの知識や情報でつけた自信は、うつろいやすく
環境や人の反応ですぐに左右されてしまう。
わたしは揺るがない「自信」は「経験知」が支えてくれるモノだと思うのです。
お味噌汁も毎日作っていれば
出汁と具材と味噌の加減が、レシピを見なくてもバランスできるように、
生きている中で行動したものが、繰り返していくうちにすこしずつ身についてくる。
だから、何ごとも経験していくと年月をかけてそれが「自信」になる。
「自信がないから行動できない」
「行動しないから自信が育たない」をどうすればいいのか?
というご質問をよくいただきます。このようなこれをアイドリング状態といいます。
答えはただ一つ。
「自信は待っていてもつきません」
「準備ができた時もやってきません」
「とにかく行動してみましょう」
「なにに向かって行動したらいいか、よくわからない」というときもありますね。
そんな時はよく耳を澄まして、目の前のことに豊かさを見つけることから始めましょう。
「夢」や「希望」は未来からのメッセージですが、
「ないものねだり」は、今あるものが見えていないことから起こります。
まずは深呼吸をして、地に足をつけるところから。
散らかっていたものを整理する、ちょっと模様替えをする、
外に出るなど風景を帰るのもいいですね。
見過ごしていたものの美しさや尊さが心に響くようになると、
自然と未来が動き始めます。
経験アーティストの会をご参照ください。
失敗したら…。という不安は誰にでもあります。
次の回で「失敗」について、
そして「行動」について、
一緒に考えてみましょう!