私たちの使命を考える上で
シュタイナーの世界観に触れてみたいと思います。
彼によると…
私たちは前世で死を迎え、霊と魂が身体を離れると
長い期間をかけて宇宙大にまで広がっていく…。
そこで自らが宇宙と一体となって、完全な調和と美しい音楽に包まれる。
ある時期が来ると、自分の一部である地球上に満たされていない小さな空洞を発見し
その空洞を自分が満たさなければ、地球と人類は滅びてしまうと気付かされる。
その空洞を埋めるため、地球と人類を救うために
私たちは地球と人類への絶大なる愛情を抱いて
その使命を果たすために用意された親と環境を選び、
小さな「胎児」という身体の中に入っていく。
その記憶はこの地上に降り立って、
言葉を話せるようになる頃には消えてしまう。
私たちは地球で生きるためのスキルを学ぶと同時に、宇宙の記憶をなくしてしまう。
その、生まれる前の記憶を尋ねて、私たちは日々模索を繰り返している。
出会う人も、ふと降りてくる直観も、
突然降ってくる悲しみさえも、
「想い出して!」
懐かしい宇宙からのメッセージ。
生まれる前はすべて私の一部だった。
なに一つ私とかけ離れているものは存在しなかった。
けれども生まれてみると、
人も、木も、花も、夢もすべては自分とかけ離れて存在している。
それのつながりが見えないのは
繋がっていた記憶が薄らいでしまったから。
もう一度思い出そう。こころの中に深く眠っている記憶を。
みんながその記憶をなくしてしまっているから
世の中には争いや、戦争や、憎しみが絶えず、
悲しみや孤独の中で自分を見失って
命を絶ってしまう魂も増え続けています。
みんなで繋がれる、はげましあえる、つながりを思い出せる世界を
一緒につくっていかなければ、世の中はいずれ滅びてしまう…。
いったい私にいま、なにができるでしょう?
あなたの役割はなんでしょう?
そんな、祈りにも似たこころの叫びが、私たちを使命へと導いていきます。
一人の力は小さく見えても、信念は山をも動かす力を持ちます。
そして、霊界もそれを応援したくて待っています。
一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!